視察

子育て支援特別委員会 愛知・岐阜視察

10月26・27日で子育て支援特別委員会の視察で、愛知県と岐阜県へ視察に伺いました。
初日の26日は、愛知県の春日井市へ。
テーマは、妊産婦ケアについて。
総合保健医療センター内にある「さんさんルーム」へ。
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「さんさんルーム」は、妊娠中や1歳児未満の子どもがいる母親が対象で。

お母さんが疲れた時や育児がつらい時に、休養や相談ができて、一日ゆっくり過ごせる場所です。

定員は、予約制で、1日7組。

料金は、一日千円。

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4か月健診時にアンケートを行った結果、ほしいサービスの1位がデイケアであったことや、乳幼児健診などでも母親問題を抱えているケースが増加傾向にあったこと等から、26年度に始めたサービスで。
利用目的の90%が休養で、70%が相談。
この事業を行うことで、

・母親の日常での姿が見えてくる(躁鬱や夫婦関係など)

・母親としての成長の姿がみられる

などを把握することができるそうで。
課題としては、「予約がとりにくい」「利用年齢が決まっているので、使えなくなった後の不安や、スタッフへの依存を強めてしまうことがある」そうです。

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託児室は、母親は立ち入り禁止で。

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メイクできる場所も設置しています。

台東区としても、産後ケアは、大変重要な課題で。
大変勉強になりました。

2日目の27日は、岐阜県岐阜市へ。
子ども・若者の総合支援センターである「エールぎふ」を視察してきました。

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岐阜市は、「社会の希望」「未来をつくる力」となる子ども・若者の悩み・困難の解消を総合的に支援する中核的施設として、平成26年に学校の校舎を活用して「エールぎふ」を開設。

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0歳から20歳までの子ども・若者の、あらゆる悩みや不安の相談に対応。
ワンストップで総合的に、発達段階に応じて継続的に支援しているそうです。

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1つの施設で、すべてを行っているので。
非常に連携が取れている、とのことでした。

台東区でいうと。
保健サービス課の一部の業務と、子ども家庭支援センター、教育支援館の機能を併せ持った施設、って感じでしょうか。
今回の視察も、丁寧なレクをして頂き、大変勉強になりました。
先進事例を、しっかりと検証し、台東区に活かせていけるよう、更に勉強していこうと思っています。

文京区 視察

9月5日、文京区の総合福祉センターを視察。

このセンターは、27年4月にオープンし、障害部門の入所やデイサービス、就労継続支援、放課後デイサービスなどの他、老人福祉センターや、子育て広場、子どもショートステイなど、障害、高齢、子育て支援の複合施設です。事前にレクをして頂いた上で、すべての施設を、見学させて頂き、大変勉強になりました。区有施設の在り方については、更に勉強していきたいと思っています。
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文京区・墨田区 視察

9月1日、ふるさと納税の活用を行なっている近隣区を視察。

午前中は、姉妹都市である墨田区へ。
墨田区視察
墨田区は「すみだ北斎美術館」開設にあたり、建設費のうち「5億円を寄付で」という予算に関する付帯決議を行なって、寄附募集を開始しました。税制改正(ワンストップ特例制度など)によって、ふるさと納税がしやすい環境が整備された27年度から、ふるさと納税サイトを活用した寄附募集もスタートしています。すみだの地域ブランド「すみだモダン」認証商品など寄付特典としたこともあり、2年間で約3億6千万円以上の寄付を集めています。


午後は、文京区へ。

文京区では、今話題の子ども在食プロジェクトについて教えていただきました。この事業は、文京区も含めた6つの団体がイコールパートナーとして共同体を形成して行っています。生活困窮世帯に対して、フードバンク等から提供を受けた食品等を配送する活動などの財源として、ふるさと納税を活用するとのこと。返礼品などの特典はありませんが、目標金額の2千万を超える寄付を開始1か月余で集めています。

28年度決算では、ふるさと納税によって台東区が受ける影響推計額はマイナス1億9千万円にもなっています。台東区においても、ふるさと納税導入の検討を進める時期に来ていると思っていますので、先進事例を含め今後もしっかりと勉強していきます。
文京ふるさと視察