9月1日、ふるさと納税の活用を行なっている近隣区を視察。
午前中は、姉妹都市である墨田区へ。
墨田区は「すみだ北斎美術館」開設にあたり、建設費のうち「5億円を寄付で」という予算に関する付帯決議を行なって、寄附募集を開始しました。税制改正(ワンストップ特例制度など)によって、ふるさと納税がしやすい環境が整備された27年度から、ふるさと納税サイトを活用した寄附募集もスタートしています。すみだの地域ブランド「すみだモダン」認証商品など寄付特典としたこともあり、2年間で約3億6千万円以上の寄付を集めています。
午後は、文京区へ。
文京区では、今話題の子ども在食プロジェクトについて教えていただきました。この事業は、文京区も含めた6つの団体がイコールパートナーとして共同体を形成して行っています。生活困窮世帯に対して、フードバンク等から提供を受けた食品等を配送する活動などの財源として、ふるさと納税を活用するとのこと。返礼品などの特典はありませんが、目標金額の2千万を超える寄付を開始1か月余で集めています。
28年度決算では、ふるさと納税によって台東区が受ける影響推計額はマイナス1億9千万円にもなっています。台東区においても、ふるさと納税導入の検討を進める時期に来ていると思っていますので、先進事例を含め今後もしっかりと勉強していきます。