平成30年11月、保健福祉委員会の視察で徳島県・兵庫県・大阪府へ。
視察内容は、
●「介護助手について」(徳島県)
●「ふくし総合相談窓口について」 (兵庫県たつの市)
●「大阪精神医療センターについて」(大阪府)
たつの市では、地域共生社会の実現に向けた取り組みである「ふくし総合相談窓口」について勉強させていただきました。
複数の困りごとがあって市役所に相談した時に、「どこに相談に行ってよいかわからない」「同じ話を何度も違う窓口でしなくてはならない」等の課題がありました。そこで、分野を超え、縦割りではなく横断的な対応をし、課題解決まで至らなくても伴走型の支援をしていく「ふくし総合相談窓口」を平成29年4月にスタートしました。複合化・複雑化した課題に的確に対応するために、各制度ごとの相談支援機関を総合的にコーディネートする相談支援包括化推進員を配置し、チームとして包括的・総合的な相談体制を構築しています。市役所の関係部署や外部の専門機関等も巻き込んだ「相談支援包括化推進会議」などを開催し、個別ケースに関する検討や意見交換を行い、課題解決に向けた取り組みを進めています。多職種・多機関のネットワーク化も進み、相談件数も伸びているそうです。台東区においても、複合化・複雑化した課題にお困りの世帯も多く、相談支援体制の構築は重要な課題であり、大変勉強になりました。先進事例を勉強させていただいたことで、区としての課題が見えてきたような気がします今後の区政に活かしていけるよう、取り組んでまいります。