環境・安全安心特別委員会で、10月30日・31日に、福島県と宮城県へ。
初日の30日は、福島市で、再生可能エネルギーについて。
新幹線を降りてすぐ、福島駅構内を視察しました。
福島駅は、JR東日本が、省エネ・再生エネを最大限活用した「エコステ」モデル駅の第5弾目の駅で。
軽量型や従来型、有機薄膜など3種類の太陽光発電を活用したり。
蓄電池・地中熱ヒートポンプシステム・電気自動車蓄電器・LED照明などなど・・・。
様々な環境保全偽技術をフルに活用しています。
窓枠に設置された有機薄膜太陽電池の実用化は、世界初だそうです。
しっかりと見学させていただきました。
その後、「四季の里」へ移動し。
福島市の再生可能エネルギー導入推進計画についてのレクを伺いました。

福島市では、5つある重点施策の1つに、再生エネの導入推進を掲げ。
2013年度23.5%だったエネルギー自給率を2020年度で30%へ。
長期目標である2040年度には、50%にすべく、施策を展開しています。
また、東日本大震災の時に、避難所の多くで停電が発生してしまったことから、太陽光発電に蓄電池をセットとしたエネルギー自家消費型施設普及率を、公共施設では、2,013年度の5.5%から、2020年度には20%。2040年度には100%とするよう目標を定め、事業を行っています。
普及啓発を含めた小水力発電の四季の里のような施設も、積極的に展開しています。
2日目は、仙台市で、防災訓練についてレクして頂きました。
東日本大震災において、甚大な被害を被ってしまった仙台市では。
その教訓をもとに、市の防災訓練を大幅な見直しを実施したそうです。
1つには、市民の1割が活用せざるを得なくなった避難所。
庁内に担当課を設置し、各避難所単位の運営マニュアルを整備したり、避難所訓練の充実を図っています。
また、帰宅困難者も、仙台駅で対応が困難に陥ったことから。
仙台駅の対策強化や、周辺施設との運営協議会を設置し、対応を強化しています。
津波対策についても、タワーを設置するなど、対応強化に努めてきたそうです。
更に。28年度に大きな見直しを実施し。
総合防災訓練の夜間実施や、大雨時の水害想定訓練。
熊本地震をうけて、更なる自助を高めるため、「地震防災訓練アプリ」を活用したシェイクアウト訓練なども取り入れ。
防災力向上に努めています。
ちなみに、仙台市では、避難施設すべてに太陽光発電システムを導入しているそうです。
本当に勉強になりました。
その後、「せんだい3.11メモリアル交流館」へ。
この交流館は、東日本大震災を知り学ぶための施設で。
津波が押し寄せる、リアルな写真展示も。
委員会視察終了後、
2階まで津波が押し寄せた荒浜小学校を一人で視察。
現在は廃校となっていて。
津波の脅威や教訓を後世に伝えるため震災遺構として、一般公開されています。
津波が押し寄せてきた時に、止まってしまった時計などの展示も。
自然災害の脅威を、改めて実感するとともに。台東区の災害対策について考えさせられた視察でした。
2日間、大変勉強になる視察でした。
しっかりと、台東区政に活かせるよう頑張ってまいります。