6月13日、子育て支援特別委員会が開催されました。
ちなみに、この日の案件は、こちら。
案件の中に、「平成29年4月保育所等入所状況について」があって。
29年4月1日の入所状況は、認可保育所で区立11園・私立17園の2,279人。前年比142人増。その他、こども園の長時間保育や、小規模保育所、区が実施している家庭福祉員、共同型家庭的保育事業及び定期利用保育室による保育等を含めると、3,154人で、前年の2,976人と比較すると178人の増。
保育所待機児童数は227人で、前年度の240人よりも13人減少。0歳から2歳までの割合が、全体の9割近い数字を占めている、との報告で。
で、私の発言要旨は。
「3月の予算特別委員会で、「乳児保育園や小規模保育所といった2歳までの施設で3歳以降も認可保育園を希望されている方のうち、最終的に入園先が決まらない方が今年度は生じる可能性がある」との答弁があった。実際はどうだったのか」と質問。
「今年度、2歳の卒園児は、合計で110名。そのうち、現在も保育園の入園申請をしていて幼稚園に通われている方が、3名。」との答弁。
「2歳までは保育施設に入れていたのに、3歳児になって入れなくなってしまうのは、保護者にとっては、かなり厳しいことだと思う。将来の三歳の壁について考える上で、参考としたいので、教えてほしい。1歳・2歳・3歳児それぞれの人口に対しての保育ニーズの比率。新制度開始前の26年度と今年度を比較するとどうなっているのか」と質問。
「新規申請と持ち上がりの人数の合計を需要と捉えると。1歳児は、26年度が人口対比で41.7%、29年度が52.8%。2歳児は、26年度が38.3%、29年度が46.8%、3歳児は26年度が40.1%、29年度が46.4%。」との答弁。
「支援新制度が始まり、国も女性の活躍を推進している。「保育に欠ける」子どもへの措置から「保育を必要とする」すべての子どもへのサービスへというような本当に大きな変更があって、保護者の方々も保育園に対する認識が若干変わり、非常に保育ニーズが増えている。1歳児に至っては、5割以上。待機児童の数値を見てみても、0-2歳が多いので、その部分の整備を急がざるを得ない、と思うが。その1歳児は2年後には、3歳児になる。その時に、その保育ニーズにしっかりと対応できる体制が今のままで整備できるのか、大変な懸念がある。
連携施設に関しても、支援新制度の中では、5年間の猶予つきで義務化になっているはず。その辺のことも、しっかりと考えて量の確保を考えていかなければいけない。しっかりと検討を進めてください。」と要望しました。