2月16日から28日間にわたって開会された第一回定例会では、令和5年度一般会計予算を含む区長提出24議案と議員提出1議案を可決し、3月15日に閉会しました。
私は予算特別委員会の委員として、5日間にわたって行われた費目別審議において、「行財政基盤の強化」や「北部地区のまちづくり」「保育園の空き状況」など提案・質問を行いました。
令和5年度一般会計予算は、歳入では、特別区民税で約12億5千万円、特別区交付金で10億円の増額。歳出では、緊急経済対策で約11億8千万円の増、感染症対策で約3億7千万円の増、子ども医療費助成の高校生等への対象拡大で約1億円の増などで、予算総額1117億円、対前年比58億円の増。当初予算としては過去最大の規模となりました。基金の活用額は約74億円で前年に比べて約18億円の増、起債の発行額は19億円で約7億円の増です。
今後の物価の動向や新型コロナウイルス感染症の5類への移行など、先行きが読みにくい中での予算編成であり、4月に台東区長・区議会議員選挙を控えているため、原則として政策的な新規・充実事業の経費は計上を見合わせた骨格予算としたものの、コロナや物価高騰にも切れ目がないよう対応していること、また、公共施設保全計画や省電力型照明整備など、予定されている事業は、しっかりと事業化していることなどを評価し、令和5年度予算案に賛成しました。あわせて、今後も物価高騰が続くようなら、追加の支援策はぜひ検討するよう要望しました。